2006年の報告など


エリザベス・スインバンク博士講演会 8/19 京都女子高等学校にて
エリザベス・スインバンク博士を講師として、同女史を責任者として開発された「サルターズ物理」に関する講演会とワークショップが開かれました。
講演会の報告はこちらからダウンロード(PDFファイル)できます。



物理教育国際会議 8/13〜18 東京にて
アドバンシング物理研究会<京都・和歌山>も参加しました。 (こちら参照こちらもこれも。) 
そのときの様子を写真で紹介します。

参加された皆様,本当にご苦労さまでした。

第68回AP研報告 5/3(水) 10:00〜京教大物理実験室
<参加> 小川・岩間・笠・高田・内村・谷口・福嶋・山崎

1.中村理科 デモ実験
 (1)ペルチェ霧箱
  ペルチェ効果を利用して冷却する霧箱。下面は零下30°ほどになり,光源はLED。中に線源を入れなくても,バックグランドの放射線でα線(霧が太く短い),β線(細く長い)とも数秒に1回くらいの割合でよく見えました。
  強力なネオジム磁石を近づけて曲がるかどうかを見ましたが,磁石がなくてもアルコールの対流で曲がるものもあるので,それほどはっきりとくていできたわけではありません。三つ又になるのもあり,興味深い観察ができるものです。内村さんのデジカメで一部ムービー撮影。

 (2)ハンディバンデ
  中村理科のカタログですでに販売しているもので,フェルトに接触する塩ビの筒を手回しで発電します。1〜2p程度の放電があり,1〜2万V程度でしょうか。フランクリンモーターが実に勢いよく回りました。また,導電スプレーをしたピンポン球が2つの金属ねじの間で往復運動したり,交互にアルミテープを貼り付けた皿の上で回転するようなものも楽しく,キットで販売しています。

2.センシング・カリキュラムの議論
 (1)センサー回路の授業への導入(岩間)
 (2)理科研究・センシングの展開(山崎)
 (3)SSP・SSHセンシングP(嵯峨野高・京教大附属高・兵庫県立・立命館高)から考える電流回路のカリキュラム(谷口)
 (4)現代性と関連性 センシング(修士論文より) (笠)

などの発表がありました。特に,岩間先生の報告は現在行っている「生活の中の電気」で実際にセンサー回路も入れながらの実践なので非常に具体的で,電子オルゴールの入れ方などいろいろな議論になりました。内容については,笠先生にまかせます。

「モーターと発電機」については,次回に回します。


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